ヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性化剤

ヒアルロン酸は、全身の間質に存在する多糖類で、細胞間の緩衝作用に優れています。特に、皮膚、関節、軟骨組織では重要な働きを担い、精製されたヒアルロン酸は医療や化粧品として利用されています。

ヒアルロン酸シンターゼ（Hyaluronan Synthase）はヒアルロン酸を生合成する細胞膜型酵素で、ＵＤＰ化ＮアセチルグルコサミンとＵＤＰ化グルコン酸を交互に結合し、細胞外にヒアルロン酸を伸展させます。

ヒアルロン酸は加齢により減少し、皮膚のたるみ、関節痛や筋肉痛に関係しています。加齢に伴うヒアルロン酸の減少はヒアルロン酸シンターゼの活性低下が原因です。

食品と化粧料として利用できる天然由来ヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性化剤は、ヒアルロン酸産生を促進作用を持つ、安全性の高い植物性素材です。

ヒト皮膚由来線維芽細胞を培養し、ここにヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性化剤を添加しました。さらに、培養して細胞懸濁液を調製してヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性を酵素測定法により測定しました。その結果、ヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性化剤の添加によりヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性が活性化されました。また、対照として用いたＦＧＦよりも優れた作用を示しました。

以上の結果、ヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性化剤はヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性を活性化することが判明しました。

ヒト皮膚由来線維芽細胞を培養し、ここにヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性化剤を添加しました。さらに、培養して細胞懸濁液を調製してヒト型ヒアルロン酸量をＥＬＩＳＡ法により定量しました。その結果、ヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性化剤の添加によりヒト型ヒアルロン酸量が増加しました。また、対照として用いたＦＧＦよりも優れた作用を示しました。

以上の結果、ヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性化剤はヒト型ヒアルロン酸を増加させることが判明しました。

ヒト皮膚由来線維芽細胞を培養し、ここにヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性化剤を添加しました。さらに、培養して細胞数をトリパンブルー法により計数しました。その結果、ヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性化剤の添加により皮膚線維芽細胞数は増加しました。また、対照として用いたＦＧＦよりも優れた作用を示しました。

以上の結果、ヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性化剤は皮膚線維芽細胞を増殖させることが判明しました。

ヒト骨芽細胞を培養し、ここにヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性化剤を添加しました。さらに、培養して細胞懸濁液を調製してヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性を酵素測定法により測定しました。その結果、ヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性化剤の添加によりヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性が活性化されました。また、対照として用いたＢＭＰよりも優れた作用を示しました。

以上の結果、ヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性化剤はヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性を活性化することが判明しました。

ヒト骨芽細胞を培養し、ここにヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性化剤を添加しました。さらに、培養して細胞懸濁液を調製してヒト型ヒアルロン酸量をＥＬＩＳＡ法により定量しました。その結果、ヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性化剤の添加によりヒト型ヒアルロン酸量が増加しました。また、対照として用いたＢＭＰよりも優れた作用を示しました。

以上の結果、ヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性化剤はヒト型ヒアルロン酸を増加させることが判明しました。

ヒト骨芽細胞を培養し、ここにヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性化剤を添加しました。さらに、培養して細胞数をトリパンブルー法により計数しました。その結果、ヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性化剤の添加により骨芽細胞数は増加しました。また、対照として用いたＢＭＰよりも優れた作用を示しました。

以上の結果、ヒト型ヒアルロン酸シンターゼ活性化剤は骨芽細胞を増殖させることが判明しました。